小サイズにみっちり詰まったリアル造形の高密度と、バラエティ豊かな顔ぶれが
ずらり揃ったラインナップが評判の新「ウルトラ怪獣シリーズ」……
その華々しいデビューは、30年以上の長きに渡り、時代毎のウルトラキッズらの
よき友であり続けてくれたバンダイのロングセラー・旧「ウルトラ怪獣シリーズ」、
即ち840円ソフビのノウハウや販路などをストレートに受け継ぐことができたという
恵まれた境遇にも支えられていることを忘れるわけにはいかないでしょう。
さて、そんな旧ソフビからリペイントの俎上に乗せますのはこちら……
『ウルトラマンダイナ』第5話、”変異昆虫・シルドロン”君です。
で、塗りあがりましたのがコチラ!
1993年の「パワードモンスターシリーズ」以降、その造形が明らかに垢抜けて
児童向け玩具としてのみならず、よりリアルな怪獣造形物としても見ごたえのある
傑作・佳作ソフビが続出した「ウルトラ怪獣シリーズ」。
勿論このシルドロンもその例にもれず、劇中での攻撃的なイメージを
見事に捉えた、手堅くも味わい深いアイテムとして仕上がっています。
ですので、リペイントの際にも基本的には商品デフォルトの成型色を
「地の色」として活かしつつ、より本編映像のシルドロンに近い形で
各部ディテールを塗り分けてやる方向性で作業を進めます。
ドライブラシで色彩のグラデーションがついてくるごとに、より繊細かつ
くっきりと際立ってくれる全身のモールドの美しさ……
何度味わっても堪らない、リペイント遊びの醍醐味です。
以上、今回はこんな感じで……
旧ソフビ版のシルドロンと、「塗り」を通じて戯れてみました~。