小サイズにみっちり詰まったリアル造形の高密度と、バラエティ豊かな顔ぶれが
ずらり揃ったラインナップが評判の新「ウルトラ怪獣シリーズ」……
その華々しいデビューは、30年以上の長きに渡り、時代毎のウルトラキッズらの
よき友であり続けてくれたバンダイのロングセラー・旧「ウルトラ怪獣シリーズ」、
即ち840円ソフビのノウハウや販路などをストレートに受け継ぐことができたという
恵まれた境遇にも支えられていることを忘れるわけにはいかないでしょう。
そんな旧ソフビから、このたびリペイント遊びの遡上にあげますは……
1996年放映『ウルトラマンティガ』の中でも屈指の問題作にして人気回、
第28話登場の”甲獣・ジョバリエ”君です。
で、塗りあがりましたのがコチラ!
ほんのわずかなタイミングの違いが、商品仕様の明暗を分け……
1990年代後半の「完成品フィギュアブーム」の機運にほんの少し乗り遅れ、
成型色の上にぞんざいなスプレーワークと言う仕様に甘んじるかたちとなった
何とも可哀想なこのジョバリエ君。
だからこそ、そんな彼の無念をしっかり受け止めて(笑)……
こちらもまた、しっかりと全身を塗り分けることで向き合うことにします。
本編映像や『ティガ』本放送当時のから―スチールなどを参考にしつつ、
この通りほぼ全面的なくるみ塗装仕上げ。
で、元々のポテンシャルが凄く高いソフビだからこそ、それらの手間暇に対しても
しっかり応え、報いてくれるのがまた嬉しいじゃありませんか。
以上、簡単ではありますが……
旧ソフビ版・ジョバリエのお色直しの巻でした~。