小サイズにみっちり詰まったリアル造形の高密度と、バラエティ豊かな顔ぶれが
ずらり揃ったラインナップが評判の新「ウルトラ怪獣シリーズ」……
その華々しいデビューは、30年以上の長きに渡り、時代毎のウルトラキッズらの
よき友であり続けてくれたバンダイのロングセラー・旧「ウルトラ怪獣シリーズ」、
即ち840円ソフビのノウハウや販路などをストレートに受け継ぐことができたという
恵まれた境遇にも支えられていることを忘れるわけにはいかないでしょう。
そんな旧ソフビのラインナップから、今回はこちら……
『ウルトラマンガイア』第28話に登場し、無機的なメカニックの設定でありながらも
不思議な愛嬌を有する”自然コントロールマシーン・エンザン(炎山)”君を素材に
ちょっと遊んでみるコトにしちゃいました。
で、仕上がりましたのがコチラ!
何しろ完成品フィギュア・ブームの影響と恩恵とを真っ向から受けるかたちで、
全身の塗装が細部まで映像作品に忠実な形で行き渡っている本品ですので……
今回は無理に全塗装の手間をかけず、あくまでも商品デフォルト状態を活かしつつ
油絵具でのスミ入れを兼ねたウォッシングや、パステルを用いた軽めの汚しによって
より全体の印象が引き締まるよう、ちょっとだけ手を加えてみました。
と、そんなこんなでの旧ソフビ版エンザン・お色あげ。
モノによっては、こんなお手軽塗り足しもまた楽しいもんですよ~。