遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

遠い町・ウクバール

1983年・秋からのリリース開始より、約30年ものロングランを成し遂げ

そこで蓄積されたノウハウは、現行怪獣ソフビの大いなる礎ともなって

今もなお燦然と輝き続けている旧「ウルトラ怪獣シリーズ」。

そんな旧ソフビから、今回はこちら……

1998年放映『ウルトラマンガイア』でも屈指の異色作として知られる第29話で

何とも不思議な存在感を見せつけた”守護獣・ルクー(ルクーリオン)”さんです。

 

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

架空の空中都市・ウクバールから我々の住む世界にやって来た「らしい」こと以外は

何を考え、何のために存在しているのか、そもそも生物なのかどうかさえ判然としない

不可思議な幻想の産物であるルクーリオン、通称ルクー。

そもそも何かに対して敵意を示す存在でもないので、流石のウルトラマンガイアも

勝手が違って、いつもの凶暴・凶悪な敵たちとは別の意味で手を焼かされたと言う

なかなかに厄介な代物なのですが、それだけに印象的なのもまた事実。

そんな不可思議な巨大怪獣にとっての「らしさ」とは何なのか?

本編撮影時のスチールを参考に、リペイント遊びをする僕もまたそのあたりを

絶えず自問自答しながらの作業となった今回。

基本的には商品デフォルト状態での塗装や成型色を活かしつつ、よりメリハリをきかせ

同時に身体各部の配色をより自然に「馴染ませて」いくようにも心がけ……

最終的にはこんな感じに仕上がりましたが、いかがでしょうか。

と、そんなこんなで!

旧「ウルトラ怪獣シリーズ」版のルクー、私家版リペイントの巻でした~。