岩見沢に来たらば、どうしても足を運ばざるを得ない隠れ家的名店……
岩見沢市郊外のキジ料理専門店「喜地丸燻 (きじまるくん)にて
このたびは冬季限定の「ひとりきじ鍋セット」を注文。
故・池波正太郎氏の食絡みなエッセイにもたびたび登場してくる
「小鍋だて」というやつですね。
キジガラと岩見沢産の野菜類をたっぷりと用いて
時間をかけて煮込み、旨味をぎゅっと濃縮させたスープにて
雉肉や野菜ともども、まずはうどんを煮て食べる。
心地よい歯応えとコク、適度なさっぱり感……
頭の悪い例えを敢えてお許し頂くならば、雉肉とは正に鶏と鴨のいいとこどりだなぁ、と。
そして、最後の締めは勿論……
固めに炊かれた専用のご飯をスープの中に投じ、溶き卵でとじた雑炊仕立て。
たっぷりの旨味を吸いこんで、グラマラスに膨れた米粒を啜りこむ快感。
幸せいっぱい、もちろんお腹も一杯です。