遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

さよなら2022年

ついこの間、新年のお祝いを舌ばかりだと思っていたら……

あっという間に大晦日、2022年も残りわずかの時間を残すばかりに。

はてさて、皆様にとって、この一年はどんな年だったでしょうか?

……と言ってはみたものの、或いは「思い出したくない事」の方が圧倒的に多い

そんな一年だった、という感慨を抱かれる方も少なくないかもしれません。

 

ロシアとウクライナとの間に、誰もが望んでいなかったはずの戦争の火の手が上がり

全世界の人々に衝撃と深い悲しみ、憤りを与え……我が国でも元・総理大臣であった

最大与党の政治家が凶弾に斃れると言う予期せぬ「幕引き」で世を去ることとなり、

それに伴って改めて明るみに出ることとなった政権与党と宗教団体との癒着の構図、

増税・物価高などで我々庶民の上に容赦なくのしかかって来る負担などが相まった

とても一言では言い表せない「どろどろとした不安と恐怖」に苛まれ続けた一年。

加えて、先にお話しした戦争や数多くの災害・事故で幸福な生活を奪われた方々や

あまりにも多くの著名人の皆さんとの「お別れ」が重なり、あまりにも理不尽な運命に

どうしても一抹のやりきれなさが拭えないのもまた、2022年の偽らざる印象でした。

とは言え、そんな陰々鬱々とした世界・国内情勢の中にあってなお、押しつぶされず

笑顔を忘れずにいられたのは、ひとえにリアル・インターネットの両方における

多くの方との温かく、嬉しい交流のおかげであり……

 

同時に僕の愛してやまない特撮映像ジャンルにおいても、奇作・快作・問題作に

話題作。名作……と、個性豊かにも程があるような(笑)作品群が目白押し状態で

絶えず心に栄養を与えてもらえ、フィクションの持つ「力」を改めて認識しつつ

心からの感謝を捧げ、自らのジャンルへの愛を改めて自覚させてもらえたり。

 

そして個人レベルで言えば、辛い抗がん剤治療を乗り越えてくれた家人が

再び元気を取り戻してくれて、2020年以来しばしお預けだった道内への小旅行に

再び足を運ぶことが出来た、と言うのも凄く大事なポイントでしたね。

そんなこんなで「楽しい事」を忘れずにいられた2022年だったからこそ……

来たる新年も、そんなかけがえのない宝物を決して手放すことなく、陰々鬱々たる

僕らの情勢をしたたかに受け流し、時に渡り合いもしながら乗り切っていく上での

「武器」としても抱き続けていけたらな、と思っています。

 

何はともあれ、今年一年のご愛顧、誠にありがとうございました。

皆様、どうか良いお年を!