遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

落日前の真昼間に来たあいつ

古の玩具メーカーブルマァク社の怪獣ソフビにおける「リアルな造形タッチと

玩具的デフォルメの絶妙なる調和」という要素を自社の作風としてリスペクトし、

その作風の揺るぎなさと安定したクオリティの高さで、怪獣・玩具ファンから

多くの支持を勝ち得ている、やまなやの「怪獣郷」シリーズ。

そんな「怪獣郷」シリーズから、このたび遡上にあげますは……

帰ってきたウルトラマン』第32話において、美しい二枚翅が特徴的な成虫の出現を

「脱皮」と言うギミックによって最大限に引き立て、鮮烈なまでに盛り上げててくれた

名バイプレイヤー、変幻怪獣・キングマイマイの幼虫態です。

 

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

色鮮やかな成虫キングマイマイの影に隠れがちではありますが……

この幼虫キングマイマイもまた、いぶし銀とも言うべき重厚なスタイルの魅力で

怪獣好きにはたまらない芳香を放つ一体。

そんな幼虫マイマイの魅力を捉えた造形の魅力に、美しいスプレーワークが加わって

実に美しい商品デフォルト状態も捨てがたかったんですが……

敢えてここは、ガッツリ本編準拠で塗り込んでいくスタイルで。

幼虫時ならではの「地味さ」が魅力につながるよう、絶えず意識しながら筆を動かし

「こんな感じ」にまとめてみましたが、いかがでしょうか?

以上、簡単ではありますが……

今回は「怪獣郷」版、幼虫キングマイマイのリペイントの巻でした~。