遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

禍威獣総シン撃

何体あっても困りませんし、あればあるほど嬉しくなるのが怪獣ソフビ……

今回もまた御縁あって、新たな怪獣を我が家に「お迎え」できました。

それが、こちら!

先月26日に、バンダイ「ムービーモンスターシリーズ」として怒涛のごとき勢いで

大挙リリースされた怪獣ソフビのひとつ、2022年公開『シン・ウルトラマン』登場の

巨大不明生物第1号・ゴメス”であります。

オリジンたる『ウルトラQ』登場の古代怪獣ゴメスの縫いぐるみがそうであったように

これもまた2016年公開の映画『シン・ゴジラ』用のCGデータを一部流用することで

ファンをニヤリとさせてくれた、所謂ひとつのシン・ゴメス。

劇中冒頭部、ほんの十数秒の出番であったにも関わらず、こうしてマスプロでの

玩具商品化がなされた事で多くのファンを驚かせたシン・ゴメス……

それは取りも直さず、その冒頭部におけるインパクトがどれだけ強烈だったかの

逆説的証明でもあり。

ある意味『シン・ウルトラマン』の作品的成功と好評は、トンネル工事現場の地下で

クワッと見開かれたゴメスの眼光……

まさに「最初のひと睨み」で、すでに観客との勝負が決まっていたのかもしれません。

そんなゴメスの威容を、児童から大人まで幅広い層が手に取れる適切なデフォルメと

リアルさとの絶妙なバランス感覚で玩具化したバンダイ怪獣ソフビ造形は流石の手際。

いろんな角度から眺められるからこそ、映画では分かりにくかった魅力……

全身のディテールの凄味や流れるようなプロポーション、獰猛な表情付けなどなど

内包された魅力にも改めて気づかされ、イマジネーションが自然と広がりますね。

以上、簡単ながらムビモン版シン・ゴメスお迎えのご報告までに。

あなたが特撮怪獣ファンで、もし仮に『シン・ウルトラマン』を未視聴だとしても

そんなのは全く問題にならないほど、文句なしにお勧めの超逸品です!