遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

学名・ゴモラザウルスです!

児童向け玩具と言う体裁をとりながらも、ハイエンドユーザー向けの商品に比しても

決して見劣りしない造形クオリティの高さや、幼児の乱暴なプレイ(笑)にも耐えうる

玩具としてのタフネスの魅力、比較的容易に手に取れるお安めな価格設定……などなど

多くの魅力的エッセンスを内包し、好評のうちにアイテム総数を増やし続けている

バンダイの「ウルトラアクションフィギュア」シリーズ。

その(現時点における)最新ラインナップとして、本年の6月17日にリリースされた

説明不要の人気者、古代怪獣・ゴモラ君。

前後編エピソードの2話に渡りウルトラマンを苦しめた強豪敵役怪獣としてのみならず

2007年からの『大怪獣バトル』路線における「主役」怪獣としての大抜擢によって

ヒールもベビーフェイスも巧みにこなす演技派(笑)の地位を確立したゴモラ

 

僕も大好きな怪獣ですので、当然のように入手し、即・開封です!

どっしり構えて大地を踏みしめる「いかにもゴモラらしい」佇まいの再現度からし

もう手慣れたもので、これまで幾多のリアルなゴモラ商品をリリースしてきた

バンダイさんですから、その辺はもう何の不安もないわけで。

で、「アクションフィギュア」と銘打っているからには……

やはり最も気になるのは、関節可動とポージング性能!

このシリーズのヒューマノイド系キャラに比べると、可動箇所は全7箇所と

かなり抑えめですが、それでもソフビ版のゴモラとは比べ物にならないほど

躍動感あるダイナミックなポージングが楽しめます。

やはり両腕と両足の接続部に可動の重点を絞りこんだのが大正解で、両腕を開いて

相手を威圧したり、大きく足を開いて大地を踏みしめたり……

ポージングに求められるポイントをぎりぎりまで突きつめることで、コストダウンと

幼児遊びに耐えうるタフネスさをも両立させる「仕様の練られ具合」は流石の一語。

より生物らしい表情付けを可能ならしめる口の開閉ギミックや

尻尾可動部のパーツ分割を利用して、映像作品中での「尾を吹き飛ばされた状態」をも

再現可能であるなど、細かいトコロでの小技も気が利いていて

気持ちいい遊びごたえです。

と、そんなこんなで、コストパフォーマンス的にも遊びごたえの面でも大満足な

「ウルトラアクションフィギュア」版ゴモラ

 

新作『ブレーザー』との相乗効果による、このシリーズでの怪獣ラインナップ充実に

今後も心から期待したいところです!