遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

その名はアースガロn……否、タガヌラー!

従来の怪獣ソフビにアクションフィギュア的な発想をも加え……

コスト高騰を怖れることなく、よりこまやかな形でのパーツ分割やPVCなどの異素材を

積極的に盛りこむことによって、一段上を行く遊び応えの怪獣玩具を目指そうと言う

バンダイ怪獣ソフビの新機軸、「ウルトラ怪獣アドバンス」。

バザンガに続くシリーズ第二弾としてリリースされ、『ウルトラマンブレーザー』の

第3話における暴れっぷりや、アースガロンの初陣の相手として強い印象を残した

甲虫怪獣・タガヌラー”君が、今回のリペイント遊びの標的(笑)であります。

 

 

モノマガジン 2023年 9/2 号 [雑誌]

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で、塗りあがりましたのがコチラ!

 

TV放映と商品発売のタイミングが完全連携しているだけのことはあり……

このタガヌラーもまた、極力塗装などの工程を省きつつ、その上でTV作品の印象から

必要以上に乖離しすぎないように、ボディカラーや成型色の指定などこと細かに

事前の打ち合わせがなされ、細心の注意が払われているのが見て取れます。

そんなわけで、購入して箱から出した状態でも充分な満足感は得られる仕様なのですが

そこをもう一歩踏み込んで――たとえばこんな風に色を塗り足したりしてやるだけでも

より「タガヌラーらしさ」が向上し、愛着も湧くのではなかろうか、と。

むしろそうすることによって、児童向け玩具としての体裁の中に秘められていた

シニア向け商品にも決してひけはとらない造形の「牙」の鋭さ……

精緻なディテールを再現する職人技の冴えにも改めて気付かされてハッとしつつ

改めてキャラへの情愛も深まってくるのだと思います。

そんなこんなで、リペイント開始――

使用する塗料は、基本的にはいつも通りのラッカー系。

単なる成型色剥き出しではない、色彩の複雑なグラデーションやメリハリがつくよう

絶えず意識しながら筆を動かしていき……

最終的にはこんな感じの着地点となりましたが、いかがでしょうか。

「可動」と言う要素が加わっただけで、俄然広がる遊びのイマジネーション……

その威力を掌の中で多くのファンが思い知り、「次」への期待が確実に高まっている

ウルトラ怪獣アドバンス」、好調な滑り出しのようで本当に何よりです。

 

以上、簡単ではありますが……

ウルトラ怪獣アドバンス」版タガヌラー、リペイントのご報告でした~。