遊びをせんとや生まれけり

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出撃せよ! 23式特殊戦術機甲獣

毎年半ばより放映開始される、ウルトラマンシリーズ最新作の放映スケジュールと

完全に歩調を合わせて連動し、テレビで見たあの怪獣、あのメカ、あのヒーローが

店舗の玩具売り場に行けば、放送されたその日のうちに待っていてくれる、という

恵まれた環境下でのリリースがウリの、現行バンダイウルトラマン」関連玩具。

そんなシリーズ関連アイテムの中でも、もっか再注目のブツと言えば……

TVシリーズ最新作『ウルトラマンブレーザー』の第3話にて本格デビューとなった

特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD」の最大主力戦力たる23式特殊戦術機甲獣、こと

アースガロンでありましょう!

えーと、告白しますとですね。

さいとうひとし的には「ウルトラ怪獣アドバンス」版のタガヌラーのみ購入予定で

このDXアースガロンは完全スルーのつもりだったんですけど……

去る22日朝に、『ブレーザー』の3話を見てしまったのが運の尽き(笑)。

メイン監督・田口清隆氏らしい、ストイック&ミリタリックな臨場感がみなぎる

基地格納庫からの出撃描写や、タガヌラーとの初実戦における硬質の演出が相まって

絶妙の販促効果となり、多くのファンのハートを鷲掴みにしたであろう戦術機甲獣。

えぇ、もう僕なんて財布のジッパーまでこじ開けられちゃいました(笑)。

さて、さっそく開封してみましたDXアースガロン。

「DX」とは謳いつつも、「ウルトラ怪獣アドバンス」ソフビと絡ませて遊ぶことを

大前提とし、また大きな売りとしているだけに、それまでの「DX〇〇」系玩具に比して

小ぶりに感じられるサイズ設定ですが……

 

なんのなんの、遊びごたえはしっかりゴージャス&デラックス(笑)。

腹部(と言うか、ほぼ股間?)スイッチを押すことによって、両目と口内の粒子砲が

同時に力強く発光し、機甲獣の咆哮やヒルマ・ゲント隊長の台詞が聞こえてくると言う

臨場感あふれる仕様も楽しいのですが……

やはりこのDXアースガロンにおいて、特筆すべきは関節可動!

価格設定をぎりぎりまで抑えたり、メイン購買層たる児童への安全面を考慮して

頭部~胴体以外のパーツには軟質素材が多用されるなど、開発時におけるご苦労が

素人目にもうかがい知れますが……

その上で、児童向けのマスプロダクツ怪獣玩具においては極限と言っても良い

ポージング範囲の幅広さには目を見張るものがあり、劇中でのスーツに比べ

やや尻尾が短めである、と言うデメリットをチャラにして余りあります――

や、玩具の可動範囲をアピールするために事前公開された、バンダイ公式販促写真の

”全力ダッシュのポーズを決めるアースガロン”。

あれには本当に驚かされました、と言うか度肝を抜かれましたもんね~(しみじみ)。

そしてその背中に用意された、いかにも意味ありげな(笑)ジョイント・パーツこそは

この後アースガロンが、様々な後付けオプションパーツを換装・実装することによって

さまざまな任務に特化したパワーアップを遂げていく布石であり……

逆に言うなら、これから本格的に展開されて行く別売りの機甲獣強化パーツ攻勢を

真っ向からしっかり受け止め、遊びつくすための「スターターズ・セット」として

まずは本品がなければお話にならない、ってコトなんですよね(笑)。

 

そんなDXアースガロン、僕にしては珍しく(笑)発売初日にお迎えし……

これからの『ブレーザー』を楽しみ尽くす準備は、バッチリ完了なのであります!