遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

ゴドラよまたお前か! の巻

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20210502103843j:plain

爽やかな陽気に包まれている北海道。

ここ・千歳市もまた、清々しい青空の下で平和の時を満喫中である。

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20210806210319j:plain

などと思って、安心していると……

おやおや、今日もまた、にわかに不穏な気配が漂ってきた様子だぞ。

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20210701220241j:plain

と言うわけで、今回もまた……

千歳市ほんわか町、「宙マンハウス」の庭先から物語は始まる。

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20210701220302j:plain

「ふぇぇん……宙マンさん、宙マンさ~んっ!」

 

 

宙マン「やぁ、いらっしゃい、みくるんちゃんにながもんちゃん!」

落合さん「いつも、うちのピグモンちゃんと仲良く遊んで下さって……

 今更ではありますが、心より感謝致しますわ(ぺこり)」

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20210701220646j:plain

ビーコン「つーか、さっき公園へ行ったばっかりだったのに。

 今日はまた、ずいぶんお早いお帰りっスねぇ?」

ながもん「そう……実は、その件……知らせに、来た」

みくるん「大変なんです、事件ですぅ!」

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20210701221436j:plain

ピグモン「こ、公園に、変な人が出てきたの~!」

落合さん「まぁ、変な人ですって!?」

ビーコン「……落合さん、なんでいちいちオイラを見るんスか!?(汗)」

みくるん「私たち三人で、公園で遊んでたらぁ……」

ながもん「突然、変な人が……現れて」

ピグモン「ピグちゃんたちのこと、公園から追い出しちゃったの~!(涙)」

落合さん「まぁ……っ」

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20210701220913j:plain

みくるん「出ていかないとこうだぞって、拳銃とかも撃ちまくって……」

ながもん「かなり、強引に……追い返された」

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20210428083947j:plain

ビーコン「うはっ、そりゃもう……

 不審者通り越して、かなりヤバめの超キケン人物じゃないっスか!?」

ピグモン「そうなの、だから急いで宙マンへ知らせに来たの~」

落合さん「……どう思われます? お殿様」

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20210701221623j:plain

宙マン「いや、どう思うもこう思うも……

 ご町内の公園でみんなが安心して過ごせないとなると、放っておけないよ!」

落合さん「……ですわよねぇ」

ビーコン「こいつァまた……ヒーローの出番、ってやつっスか!?」

宙マン「……(決然と頷く)」

 

さぁ大変、またまた千歳市ほんわか町に危機迫る!

……と言ったところで、場面は変わって。

こちらが問題の不審者が出現したと言う「ほんわか中央公園」である。

傲慢ささえ感じさせる足取りで、公園内を我が物顔でのし歩くのは……

暗黒星雲から派遣されてきた怪獣軍団の使者。

かつて宙マンと戦ったこともある、反重力宇宙人ゴドラだ!

 

koumemylove4794.hatenablog.com

イフ「ゴドラよ、作戦計画は順調に進んでおるか!?」

ゴドラ「ふはははは、万事この私にお任せ下さい、魔王様!」

ゴドラ「この場所にスーパー破壊光線砲を設置して……

 軍用機だろうが民間機だろうが、上空を通過するあらゆる飛行物体は

 片っ端から撃ち落として御覧に入れましょう!」

イフ「ううむ、楽しみだわい!

 制空権を得る者こそが、この戦いにおける絶対の勝者となる――

 その勢いに乗って、一気に千歳を、日本を、地球を征服するのだ!」

ゴドラ「ふははは、その日はすぐそこまで迫っております!

 その暁には、私の名が怪獣軍団の英雄として未来永劫……」

 

 

「はっはっはっ……そう上手くいくものかな!?」

ゴドラ「(驚き)!?」

 

ぎょっとしてゴドラが振り返ると、そこにいたのは勿論……

ご町内のヒーロー、宙マンだ!

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20210426151041j:plain

宙マン「せいやぁぁーっ! 宙マン、参上!

 この私がいる限り、怪獣軍団の悪の野望は決して遂げさせん!」

ゴドラ「ぬううっ、宙マン、また性懲りもなく出てきたな……

 せっかくここまで進めてきた地球侵略計画、邪魔などさせんぞ!」

宙マン「いいや、断固としてやめて頂く!」

ゴドラ「もし、嫌だと言ったら?」

宙マン「……その時は、腕ずくででも」

ゴドラ「いいだろう、ならば私も受けて立つまで――こっちだ!」

「ほんわか中央公園」から、近場の山林へと場所を移し……

今日もまた、スーパーバトルの幕が開く。

片や正義、片や悪、人知を超えた超人戦がダイナミックに展開。

さぁ行け宙マン、ゴドラをやっつけろ!

両手の巨大な鋏を激しく打ち振り、パンチ攻撃を仕掛けてくるゴドラ。

その猛攻をかわしつつ、宙マンもまた果敢に接近戦を挑んでいく。

鋏を活かした打撃の強力さではゴドラに分があるものの……

宙マンにはそれを見切る判断力と、軽快なフットワークがあった。

 

宙マン「エイヤッ、タァァーッ!」

ゴドラの内懐に入り込み、すくい投げ一閃!

これにはたまらず、バランスを崩して山裾からずり落ちて行く星人。

宙マン「えいっ、どうだ、これでもか!」

ゴドラ「ぐぬぬぬっ……なめるなよ、宙マン!」

倒れた敵にまたがって、嵐のようなパンチの連打!

だが、このままやられっぱなしでいるほど、ゴドラもやわではなかった。

 

ゴドラ「えぇいっ、これでもくらえ、宙マンめ!」

巨大な鋏による、チョップ攻撃が宙マンを直撃!

その打撃に、大きく吹っ飛ばされて後退を余儀なくされる宙マン。

 

ゴドラ「まだまだ、お次はこれだ!」

右手の鋏から連射される必殺ゴドラガン!

破壊弾が炸裂し、たちまち凄まじい爆発が巻き起こる。

「う、うわぁぁぁぁ……っ!!

連続攻撃に吹っ飛び、崖から転がり落ちて行く宙マンの体。

そんなヒーローへと向かって、執拗に追いすがり……

再び立ち上がる暇など与えまいと、パンチ攻撃を仕掛けるゴドラ!

宙マン「ううっ!」

ゴドラ「ふははは! どうだどうだ、参ったかぁ!」

だがしかし……

これしきのことでへし折れるような宙マンの闘魂ではない。

揉み合いの中で素早く立ち上がり、逆にゴドラめがけて渾身の鉄拳、

正義の宙マン・パンチを真っ向からお見舞いだ!

ゴドラ「ぶぐうっ!?」

宙マン「お次はこれだ――宙マン・チョップ!

 バ キ ィ ッ !

落下速度を利用し、ジャンプと共に繰り出す脳天チョップ!

その痛烈な一撃に、ゴドラが目を回してブッ倒れたところへ――

 

「受けてみろ――宙マン・超破壊光線!!

両手の間にエネルギーを集中させ、激しいスパークとともに放つ大技。

「超破壊光線」の直撃を受け、火花を散らすゴドラのボディ!

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20211118212037j:plain

ゴドラ「……ま、また負けちゃったぁぁ~っ!」

やったぞ宙マン、大勝利!

イフ「ぐ、ぐがぁぁぁぁっ……おのれ、よくもやりおったな!

 だが宙マン、次なる挑戦者は既にその牙を研いでおるのだ――

 この次こそは、ワシら怪獣軍団の真の怖ろしさに震えおののくがよいわ!」

 

……と、この負け惜しみまでが「恒例の流れ」。

宙マンの活躍により、ゴドラのスーパー破壊光線砲計画は粉砕され

「ほんわか中央公園」は、再び人々の憩いの場に戻ったのであった。

 

みくるん「どうもお疲れ様でしたぁ、宙マンさん!」

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20211118212819j:plain

ながもん「これでまた……安心して……遊べる」

ピグモン「はうはう~、宙マン、ホントにありがとうなの~♪」

宙マン「はっはっはっ、いやぁ、なんのなんの――」

宙マン「さぁ、もう何の心配もいらないよ。

 また安心して、思いっきり元気に公園で遊んでおいで!」

みくるん「はいっ♪」

ながもん「さすが、宙マン……真の……イケメン」

宙マン「はっはっはっはっ」

 

宙マンのおかげで、今日も笑顔の花が咲く。

だが、未だ怪獣軍団の野望は尽きない……

さて、次回はどうなるかな?