毎年半ばより放映開始される、ウルトラマンシリーズ最新作の放映スケジュールと
完全に歩調を合わせて連動し、テレビで見たあの怪獣、この怪獣が、
玩具売り場に行けば待っていてくれる、という
ある意味、とても恵まれた環境下でのリリースがウリとなっている
それらの中から、今回リペイントの遡上にあげますのは……
2019年放映『ウルトラマンタイガ』の記念すべき第一話に登場し、凄味のきいた造形と
パワフルで怖ろしい強さのハッタリ感、そして胸のすくようなやられっぷりによって
新たなヒーロー・タイガのデビューを華やかに盛り上げてくれた名バイプレイヤー、
"最凶獣・ヘルベロス"君であります。
で、塗りあがりましたのがコチラ!
ソフビの販売スケジュールと番組の放映スケジュールが密接に連携することによって
「テレビで見たその日のうちに、新怪獣の玩具を手に取って遊べる」と言うメリットを
現実のものにすべく、怪獣のカラーリングに際してもより綿密な打ち合わせがなされて
商品そのままでも違和感が少なくなっている昨今の売る寄ら怪獣ソフビたち。
とは言え、ここ10数年の原材料費や海外人件費などの高騰と製造コスト&定価との
絶え間ないせめぎ合いゆえに、どうしても一部の塗装を省略せざるを得ないのは
事情を知ってもやはりキビシイ面があるのは否めず。
ですが、そんな塗装省略をただ嘆くのではなく……
むしろリペイント遊びと言う遊びの幅が広がった、とポジティブに解釈していけば
ソフビ入手の際の楽しみもより広がっていくのではないでしょうか。
てなわけで、今回塗装の手を加えてみましたヘルベロス。
基本的にはソフビの成型色や塗装を活かしつつ、その上で「色が足りていない箇所」を
しらみ潰しに見つけ出しては塗り足していきました。
以上、簡単ではありますが……
バンダイ「ウルトラ怪獣シリーズ」版、ヘルベロスのお色直しの巻でした~。