遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

ガッツGO! ウイングGO!

リサイクル店というやつには、何とも言えぬ独特の魔力があるようで……

たとえどんな場所に、どんな用事で出かけていても、看板を見るだけで

フラフラ~ッと引き寄せられて店内に吸い込まれてしまいます(笑)。

そんな出先のリサイクル店で、思いがけず出会えた本品。

1996年『ウルトラマンティガ』の本放映当時にバンダイからリリースされた

地球平和連合TPCの特捜チーム・GUTS所属のガッツウィング1号

本編登場のプロップよりもやや赤みが強めのオレンジ色こそ、このガッツウイングが

紛れもない本放映当時のポピニカ版である証です。

 

こうしたジャンク品扱いのアイテムの常として、あちこち破損していたり細かな部品が

紛失した状態だったりと言うのが珍しくなく、僕が今回購入したこのウイング1号も

機首を形成するノーズ部分がない状態だったのですが、その代わりと申しましょうか

本編未登場だったビームガンノーズは無事に付属してきましたので、本編を離れての

独自のイマジネーションで楽しむ分には全くの無問題(笑)。

また、実際の映像作品においても、そんなファンの想像をたくましくしてくれるような

心憎いメカニック描写で幅広くフレキシブルな運用がなされ、『ティガ』『ダイナ』の

二作品を象徴する、まさに「名機」と言って過言ではないガッツウイング1号。

そんな名機の玩具たるに相応しく、このポピニカ版ガッツウイング1号もまた

実際の商品展開においても数多くのバリエーション展開を見せながら長期に渡って

多くのファンから愛された傑作アイテムで、「ウイング」の名にふさわしい欲部の

可動ギミックによって、フライト~スタンバイ~ハイパーの三モードへと変形し

劇的にシルエットが変わる様は、仕込まれたギミックの小気味よさもありまして

手に取るたび、ついカチャカチャと弄りまくってしまいます(笑)。

そんなわけで、めでたく「お迎え」しましたポピニカ版GW1号。

黄色と言うカラーリングの大胆さも、開発時には随分物議をかもしたんだそうですが

いざ送り出されてみれば……何と言う堂々たるスタンダードであることか!

 

おかげさまでこの歳になっても、僕ぁもうすっかり虜です(笑)。