遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

泣くも笑うも決断ひとつ

小サイズにみっちり詰まったリアル造形の高密度と、バラエティ豊かな顔ぶれが

ずらり揃ったラインナップが評判の新「ウルトラ怪獣シリーズ」……

その華々しいデビューは、30年以上の長きに渡り、時代毎のウルトラキッズらの

よき友であり続けてくれたバンダイのロングセラー・旧「ウルトラ怪獣シリーズ」、

即ち840円ソフビのノウハウや販路などをストレートに受け継ぐことができたという

恵まれた境遇にも支えられていることを忘れるわけにはいかないでしょう。

そんな旧ソフビから、このたびリペイント遊びの遡上にあげますは……

1997~98年放映『ウルトラマンダイナ』の第34話に登場し、硬質な緊張感と

ハイテンションの物語展開の面白さの醸成に貢献してくれた未知の宇宙からの使者、

宇宙スパーク大怪獣・バゾブ”君であります。

 

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

えーと、こういう記事においては本来言うべきことでないとは思いますが……

まず大前提として、怪獣ソフビへのリペイントは必須でも義務でもありません(笑)。

では何故塗るのかと言えば、ひとえにそうすることが楽しいからなのですが……

このバゾブの場合は商品デフォルトの金色塗装が剝がれやすいのと同時に、経年により

その金色塗装部の表面がベタついたりもしてくる(どうやら個体差とか特殊な事例と

ではないらしく、僕以外にも同様の報告例を多数見かけました)ので、その対策として

何らかの処理を施しておく必要があったんですよね。

そんな「必要に迫られて」の、部分っレタッチと表面クリアコーティング。

……だけで終わっても全く構わなかったんですが、ここで余計な欲がでちゃいまして

ついでに軽めのドライブラシとウォッシングで、全身のモールドのメリハリ強調や

全体の印象を引き締めたりもしてみました――

 

僕のリペイント遊びの中では珍しいケースですが、ただひとつだけ間違いないのは

これもまた、塗っててすごく楽しかったです(笑)。

と、そんなこんなで簡単ながら。

今回は旧ソフビ版・バゾブのお手軽お色直しの巻でした~。