そんな旧「ウルトラ怪獣シリーズ」より、今回はこちら……
『ウルトラマンコスモス』の本放映中・2002年にリリースされた不気味な侵略者、
“三面異次元人・ギギ”のソフビを切り刻んでみようかと思います。
で、仕上がりましたのがコチラ！
我が国の玩具・フィギュアシーンにおいての、「完成品フィギュア」としての
塗装仕上げの緻密さが頂点を極めた感もあった2002年リリースのソフビだけに
こと「塗装」と言うことに関して言えば文句なし、こちらで手を加えるまでもなく
劇中のイメージどおりの仕上がりを見せてくれているギギ人形。
ですので、今回はいつものリペイントではなく、ソフビの限界ゆえ棒立ち状態で
「動き」と言うものには縁遠いこのギギを関節可動化しようと言う次第。
ギギのソフビ各部のパーツをデザインナイフによって切り刻み、別途に用意した
可動素体に着せ付け、接着していきます――
今回はこれまで主に使用してきた「アクションヒーローシリーズ」の素体ではなく
手元にあった「ULTRA-ACT」版マグマ星人を素体として使用しています。
ソフビパーツの厚みと元デザインの複雑さゆえに、「ULTRA-ACT」の売りである
滑らかで広範囲な可動性能に関しては、かなりの制限がかかってしまいますが
なんのなんの、その上でなお――元のソフビの棒立ち・気をつけ状態に比べれば
ポージングの自由度たるや無に勝ることはるか。
ソフビ･デフォルト状態では決められなかった様々な「芝居」をつけられる喜びと
その楽しさは、やはり何にも代えがたいものがあります。
そして、このギギが「三面異次元人」たる所以――
頭部の横回転に関しては、ソフビ本来の嵌着をそのまま残してありますので
この通り好みに応じ、三面の向きを変えて遊ぶこともできます。
以上、今回は旧ソフビ版ギギの私家版可動カスタムの巻でした。
「ULTRA-ACT」使用の可動カスタムはお初でしたので、少し不安もありましたが
やってみると案外イケるもんですね～、何事も食わず嫌いはイケマセンっ（笑）。
