遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

ブラック・ルーム

パンチ力抜群のヴォーカルと、ビートの効いたノリのよい数々の楽曲によって

我が国における歌謡曲のありかたを文字通りの意味で「一新」し、来るべき

和製ポップス黄金時代の先鞭をつける形で、1960年代後半を席捲してみせた

女性シンガー、黛ジュン氏。

f:id:KOUMEMYLOVE4794:20210827113520j:plain

そんな黛氏の4枚目のシングルであり、大ヒットを飛ばした氏の代表曲のひとつ

「天使の誘惑」のカップリング曲として収録されていたのが本曲。

 

 

 黛氏の実兄にあたる作曲家であり、特撮ヒーローファンには『超人機メタルダー』の

OP・EDテーマを手がけたことでも馴染みの深い故・三木(渡辺)たけし氏による

ロック・コンボ風アレンジの大胆な導入と、黛氏の歌唱力が一体になることによって

ある意味A面曲以上に60年代の空気を濃厚に湛えている、さながら匂い立つような

サイケデリック・オーラ満載の「濃厚な」ナンバーです。