今、この季節ならではの「冬蕎麦」の味わいを楽しむために
お邪魔しました、栗山町の「錦水庵」さん。
「江戸時代からの、そばと日本酒を一緒に組み合わせて楽しむ文化を
北海道に広めたい」と言う願いのもと、同町の「小林酒造」さんの
敷地内にオープンした、落ち着いた雰囲気の名店です。
さて、先日お邪魔した際に、「鴨南そば」と一緒に注文したのは……
こちらの「蕎麦焼き味噌」と、「俵おむすび」の二点。
焙られて香ばしさを増した味噌の中から、蕎麦の実の香ばしさが弾け
渾然一体となって口中にたなびく本品は、酒のアテとしてだけではなく
こんな風に、俵おむすびと一緒に食べても抜群に旨いのです。
そしてそして、この俵おむすび……
海苔すら巻かれていない超絶シンプル仕様にも関わらず、口に入れれば
研ぎ澄まされた妥協のない旨味に愕然とすること必至!
基本たる「水」と「米」が旨いと、ただのおむすびもここまで違う――
酒造メーカーならではのこだわりに、ただただ脱帽です。