歌は世につれ、世は歌につれ……
好きだったものや空の色、風の匂いまで鮮やかに思い出せるからこそ
大切に抱きしめずにはいられない、そう言う歌もあったりするのが常。
個人的には、この一曲……
1989年放映のドラマ『君の瞳に恋してる!』の主題歌としてタイアップされた
村井麻里子氏の本ナンバーも、そんな郷愁を掻き立ててくれるナンバー。
一時期の論壇では「カスの時代」などとも呼ばれていたあの頃……
軽佻浮薄で、無駄にきらびやかで、ライトでクリスタルで、それでも間違いなく
世の中全体がはしゃいでいて「楽しかった」あの頃。
間違いなくそれは、僕と言う人間の血肉の一部だと改めて思うのです。