遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

行間を読む前に「買え」!

歴史的には、その時々の玩具主力製品である「DX」路線の下位互換的な位置づけながら

その商品開発に込められた熱量やクオリティの高さは、時としてそのDX路線アイテムも

大きく凌駕することさえもあり、今やDX路線と比肩しうるもう一方の「柱」として

ファンから多くの熱い注目を集めるに至っている本シリーズ……

バンダイ・キャンディー事業部の「ミニプラ」シリーズ。

そんな「ミニプラ」の最新アイテムは、半ば当然のごとく現在放映中の戦隊シリーズ

最新作『王様戦隊キングオージャー』に登場する、数々の魅力的な機械生命体である

シュゴッド”たちの立体化。

 

そんなラインナップより今回はこちら、人間とバグナラクのハーフであると言う

”狭間の王”ことジェラミー・ブラシエリ(スパイダークモノス)の相棒たる

白いシュゴッドをつまんで購入。

 

①~③の三箱を揃えて組み立てることで、一体分が完成すると言う趣向です。

と、言うわけでまずはこちら……

基本形態であるゴッドタランチュラから!

「これから王になる男」の乗機らしく、金・銀・メタリックカラーを随所に配した

高貴なアレンジが、却って蜘蛛モチーフの生々しさと言うか、ぶっちゃけ

「キモさ」を際立たせる絶妙仕様(笑)。

いやぁ、もうね、この八本足が実によく動くんですよ――

ホント、気持ち悪いぐらいに気持ちよく(爆笑)!!

で、そんな蜘蛛形態でも楽しさいっぱいなのに……

このミニプラ版ゴッドタランチュラには、更にその「先」があるんですよ。

それが、これ。

人型の戦闘形態”タランチュラナイト”への変形機構!!

「横倒しのものを起こす」変形スタイルはブライガー的、と言うか比較的単純ながら

八本足の可動や位置替えによって、結構劇的かつヒロイックに、全体から受ける印象が

がらりと変化してくれます。

まだシール貼りも部分塗装もしていない状態ではありますが……

まぁ見て下さい、思わず惚れ惚れするようなこの精悍さとスマートさ!

ランナーの成型色分割の段階でかなりしっかりとした吟味がなされていますので

ただサクッと組み上げただけのこの状態でも、テレビにおけるタランチュラナイトの

精悍なイメージにかなり肉迫できているのが実に素晴らしいですね。

「可動」を大きな売りにしているだけはあり、八本足に仕込まれた関節の多さと

変形ギミックの恩恵で、タランチュラナイトになっても様々なアクションポーズが

しっかり、ばっちり決まります。

なんせ「ミニプラ」ですから、完成品玩具のDX版よりサイズは小さめなのですが……

それでもこの通り、組み上げればDXアースガロンと並べても遜色ない大きさですので、

迫力や満足感はなかなかのものです。

で、パーツ分けの段階でかなりのところまで色分けが出来ている優れた商品仕様ゆえ

顔とかの一点に絞り込んで、ちょちょっと筆で塗り分けるだけでも……

ぐっと印象が引き締まり、見違えてくれるのは更に嬉しいポイントですね。

さいとうひとしもお勧めします(笑)。

是非最寄りのお店でご購入を、一家に一匹ゴッドタランチュラ(笑)!