遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

月の光に導かれ、何度も……

毎年半ばより放映開始される、ウルトラマンシリーズ最新作の放映スケジュールと

完全に歩調を合わせて連動し、テレビで見たあの怪獣が、玩具売り場に行けば

待っていてくれる、とても恵まれた環境下でのリリースがウリとなっている

現行のバンダイウルトラ怪獣シリーズ」。

ウルトラ怪獣203 デルタンダル

続々と出現して人類を恐怖に陥れ、売り場を賑やかにする新怪獣たち……

そんな中から今回は、現在好評放送中のシリーズ最新作『ブレーザー』14話に登場の

月光怪獣・デルタンダル”君をお迎えしてきちゃいました。

 

ハードな人間側ドラマ・パートとの調和を崩さぬよう、そのデザインや特撮演出などが

見事に相まったシャープな描写で、14話のドラマ展開の印象を側面から引き締める

いぶし銀の存在感をアピールしてくれたデルタンダル。

その別名の由来であり、「マッハの速さで空を飛び回る」と言う特性に特化した

デルタ型の平べったいフォルムと、純然たる地球怪獣ながら宇宙怪獣と疑われる

全身の幾何学的かつシュールアート然とした紋様のインパクトを、長寿ブランドたる

ウルトラ怪獣シリーズ」は、流石の造形タッチで危なげなく再現。

そう、何と言ってもね!

うっかりすると「立ち上がってヒーローと格闘できる怪獣」ばかりになりがちな

現行怪獣ソフビシリーズ……否、現行のウルトラシリーズにおいて、このような

フォルムの面白さ最優先の「攻めた」デザインが採用され、ラインナップに加わる

そのこと自体が既に大快挙でありましてですね。

あんな怪獣もあり、こんな怪獣もあり。

デザインや出自、能力に生態までもひっくるめた「バラエティの豊かさ」こそが

ウルトラ怪獣と言う総体の大きな魅力であり、また武器でもあったのだ……と

しみじみ再認識させてもらえる嬉しいソフビです。

以上、簡単ではありますが……

今回は、我が家へのデルタンダル襲来の(笑)ご報告の巻でした~。