遊びをせんとや生まれけり

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もっと燃えろ! 大超獣地獄

小サイズにみっちり詰まったリアル造形の高密度と、バラエティ豊かな顔ぶれが

ずらり揃ったラインナップが評判の新「ウルトラ怪獣シリーズ」……

その華々しいデビューは、30年以上の長きに渡り、時代毎のウルトラキッズらの

よき友であり続けてくれたバンダイのロングセラー・旧「ウルトラ怪獣シリーズ」、

即ち840円ソフビのノウハウや販路などをストレートに受け継ぐことができたという

恵まれた境遇にも支えられていることを忘れるわけにはいかないでしょう。

そんな旧サイズ時代の逸品たちの中から、今回はこちら……

小学館のテレビ雑誌「てれびくん」と、円谷プロバンダイの協賛により催された

「最強怪獣パワーアップコンテスト2009」でのグランプリに輝いた一般公募作品、

バキシム強化案こと”一角紅蓮超獣・バキシマム”で遊んでみたいと思います。

 

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

なんたって「バキシマム」と言う名前がいいですし、元々のバキシムの魅力を損なわず

追加された強化部分のバランス感覚がまた絶妙……

コンテストのグランプリに輝くのも思わず納得なセンスの良さで、審査委員ばかりか

うるさ型の高年齢ウルトラファンをも大いに唸らせたバキシマムは、ソフビになっても

(やや小ぶりとはいえ)迫力たっぷりの傑作アイテムに仕上がりました。

そんなバキシマムですので、もう僕としてもウッキウキ(笑)で作業開始。

実際のスーツがないイラストのみの超獣とは言え、他の超獣ソフビと並べて飾っても

遜色ないように、と絶えず意識しながらのリペイントです。

このバキシマムの場合、元々の超獣バキシムが仮面を被り、鎧をまとったかのような

スタイリッシュさがその魅力ですので、それら「追加された強化パーツ的な箇所」を

かっちり、くっきり塗り分けるだけで、より精悍さが増してくるかと思います。

以上、今回は旧ソフビ版バキシマムのお色直しの巻でした――

これもまた「ウルトラ」史を語る上では欠かせない、価値ある一体ですよね。