遊びをせんとや生まれけり

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『ウルトラマンブレーザー』特別総集編③、見ました!

ハラハラ、ドキドキでの幕引きとなった昨年の『ブレーザー』……

そして年末の放送休止を挟んで年明け一発目、二週ぶりの放映となった本シリーズ。

今回は……コレだっ!!

……ということで、緊張感と高揚感横溢のクライマックスが目前に控えるからこその

この温度差には(事前にその旨の予告がなされていたとはいえ)思わず脱力ものですが

まぁ、その脱力感まで含めて、まだもう少しだけおとそ気分を引きずるような感じで

ゆる~く、気楽に楽しみたい今回の特別総集編ですね。

というわけで、年始の初売り商戦をも睨む形で(笑)じっくりとおさらいされていく

ブレーザーの能力と数々のパワーアップ、そしてSKaRDの主戦力・アースガロンの

戦歴と数々の強化運用を、児童層視聴者にも分かりやすくかみ砕いた形の説明で

じっくり紹介してくれる、怪獣メインの前回総集編とはまた打って変わった切り口の

意外にも(笑)正攻法な見せ方の総集編スタイル。

 

ああ、この半年に渡って追いかけ続けて来た光の巨人と機甲獣、そして本番組は

こんなにも数々の魅力的エッセンスに満ち、心から応援するに足るものだったのだと

なんかもうね、しみじみ感慨深くもなっちゃって(笑)。

 

で、個人的に嬉しかったのは……

そんな総集編とは言え、ブレーザーとファードランの出自を必要以上に明言せずに

あくまで謎のままにしておくというかたちで、『ブレーザー』本編への配慮と

擦り合わせがきちんと図られていたのが何気に嬉しくて。

 

そう、ブレーザーファードランに関しましては……

なんか相互に関係性があるらしい、ってことだけが視聴者に伝わればよいのであって、

それ以上のことは「誰も知らない大宇宙のである」で構わないと思うんですよね。

 

何でもかんでも掘り下げたり説明すりゃいいってもんでもないですし、そんな感じで

「設定」と「説明」にのみ囚われて、それだけを追い求める行為と言うのはかえって

作品全体のトータルな視点での評価をも歪める愚行だような、と。

 

そして、そんなおとそ気分の残滓から一転……

昨年末の『ブレーザー』のおさらいがなされることで、改めて高まる緊張感。

 

そう、遥かな宇宙の彼方からやってくるサード・ウェイブ。

本編では未だ名前すらついていないにも関わらず、既に多くの視聴者は知っていて

なんなら既におもちゃも手にしている(爆笑)あの「危険なやつ」!!

 

気持ちよくほろ酔い気分からも覚めましたところで、次週からの『ブレーザー

最終章にも、またしっかり気合を入れて向き合いたいと思います。