「漁港のそばで頂く海のもの」が旨いのは、もはや言わずもがな。
てなわけで、出先での用事のついでにまたお邪魔させてもらいました、
石狩・厚田漁港そばの「お食事処 前浜」さん。
この度の注文は、こちらの「刺身定食」です。
まずはまぁ、何はなくともご覧下さい――
さながら宝石箱のように、刺身を中心に味噌汁、ごはん、サラダ、ニシンの飯寿司など
バラエティ豊かな食材がずらりと居並んだこの楽しさを。
そして勿論、それは見掛け倒しではなく……
刺身のひと切れを口に含めばたちまち、とろけるような柔らかさと旨味でありながらも
嫌な生臭さをまるで感じさせない、ネタ自体の圧倒的な新鮮さが舌から脳天、指先まで
確かな感動となってじわー、っと効いてきます。
ただ漁港隣接、と言う地の利だけに甘え、あぐらをかくことなく……
「新鮮さ」と言う一番大切で、忘れてはならないエッセンスを活かしきるために
どれほどの神経が使われ、注意が払われ続けていることか。
そんな「新鮮な食材」を扱う人間側の気づかいにもキラリと光るものがあるからこそ
「「美」味しい」と書いて「おいしい」って読むんだな、と改めて再認識です。