遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

サボテン地獄の赤い花

いかにもおもちゃ、おもちゃしているビビッドな色彩のソフビ人形が、

塗装のさじ加減ひとつによって如何様にも生まれ変わる――

僕がソフビ怪獣のリペイント遊びを愛してやまない、大きな理由です。

と言う前置きのもと、このたびリペイントの遡上にあげましたのは……

往年の玩具メーカーブルマァクが『ウルトラマンA』の本放映当時に発売した

さぼてん超獣・サボテンダー”のミドルサイズ・ソフビです。

 

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

往年のブルマァク怪獣ソフビ黄金時代を語る上で、22cm大のスタンダードとともに

決して忘れてはならないのが、大きすぎず、小さすぎない、13~14cmサイズの

手頃な大きさで世に問われた「ミドルサイズ」のソフビたち。

小さめのサイズであるぶん価格帯設定も抑えめで、怪獣の「数」を揃えたい子どもには

その「集めやすさ」が大きな魅力であり……同時にまた、造形クオリティ面においては

スタンダード・サイズを凌ぐものさえあるのがミドルソフビの堪らないところ。

このサボテンダーも、足パーツを無理して別パーツにせず一体成型したことによって

プロポーションの狂いを回避し、よりサボテンダーらしい仕上がりを見せてくれた

その一点において、実はスタンダード版以上に好きだったりしますねぇ――

 

そして上記の13~14センチと言うサイズ設定は、実はバンダイから発売中である

現行「ウルトラ怪獣シリーズ」と並び立たせても違和感のない」絶妙さなんですよね。

そんな往年の名作ソフビ、しっかり腰を据えて向き合い、塗り込んでやれば

サイズ感のみならず、造形クオリティや存在感の上でも、現行ソフビたちと

互角以上に渡り合える――と思うのですが、いかがでしょうか?

以上、簡単ではありますが……

今回はブルマァク復刻盤、ミドルサイズ・サボテンダーのリペイントの巻でした~。