遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

札幌に「南風」が吹いた日

去る2023年12月3日、日曜日……

ワタックシことさいとうひとしは、千歳を離れて札幌に出向いておりました。

このたびのお目当ては、こちらの催し。

札幌駅北口・エルプラザにて開催されていた「さっぽろ沖縄フェスティバル」を

鑑賞するためだったんですね。

我が北海道内……おもに札幌などで沖縄芸能を演じる方々が一堂に会し、ステージと

観客席が一体になって歌や楽曲、舞踊などを楽しむことを目的に歴史を重ねてきた

この沖縄フェスティバル。

あの忌々しいコロナ禍に邪魔されながら、4年ぶりにようやくの開催となった

本イベントは、同時に「10回目」と言う記念すべき節目なこともあり、

この日を待っていた演者さんたちのエネルギーがステージ上から迸らんばかりで、

楽しさとともにその熱気にも圧倒されてしまいます。

 

12月・厳寒の札幌とはにわかに信じがたいほどの、「沖縄」を直輸入したような

ステージと観客席のあったまりっぷりに、見ている僕も思わず汗びっしょり(笑)。

観客のハートを文字通りに「鼓舞」する太鼓の音色のずんずん響いてくる様、

稽古着の衣擦れの音や掛け声などが相まった伝統空手・古武道演武の気迫……

何より人間の「ナマの呼吸と体温」が直に伝わる分、ライブで味わう感動と興奮は

やはり色んな意味で「けた違い」です。

グランドフィナーレ、カチャーシーの圧倒的な明るさに見送られながら……

休憩時間をも挟んだ3時間もの上演時間が長いどころか甘美な一瞬の幻に思えたほど

頭ッから最後まで、もう思いっきり楽しませてもらっちゃいました。

全ての演者・関係スタッフの方々、有意義で楽しい催しを有難うございました――