遊びをせんとや生まれけり

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シャドーの影、戦いの子

現在好評展開中の「ウルトラ怪獣シリーズ」よりも、大きなサイズとボリュームで

強豪怪獣たちを迫力いっぱいに立体化していこうという「ウルトラ怪獣DX」。

そんな「DX」枠でのデビューを前提に、スター怪獣たることを義務付けられた彼……

2017年放映『ウルトラマンジード』14、15話の前後編に跨って登場し、その強さを

強烈に印象付けてくれた”時空破壊神・ゼガン”が、今回のリペの生贄(笑)です。

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

「DX」ならではのビッグサイズの利点を十分に活かし、全身ディテールの再現度も高く

迫力たっぷりの仕上がりを見せているこのゼガン。

とは言え、どうしても価格帯を抑えなければならないボーイズトイとしての制限もあり

塗装工程は必要最低限の物となって、そのためにソフビ成型色そのまんまの「軽さ」が

怪獣本来の凄味をスポイルしてしまっているのもまた事実。

ですので、複数色の併用やウォッシング、艶消しなどの処理を積み重ねていくことで

「玩具っぽさ」を極力抑えこんでいくだけで、ぐっと印象は変わってくるかと。

 

逆に言えば、ほんのちょっとの塗り足すの手間だけで印象が変わって来るって言うのは

ひとえに元々のソフビに秘められたポテンシャルの高さの賜物なんですよね。

と、そんなこんなで仕上がりました「DX」版の時空破壊神ゼガン。

今回は一つ、こんな感じでいかがでしょうか?