遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

第3波接近襲来! 怪獣ヴァラロン!!

従来の怪獣ソフビにアクションフィギュア的な発想をも加え……

コスト高騰を怖れることなく、よりこまやかな形でのパーツ分割やPVCなどの異素材を

積極的に盛りこむことによって、一段上を行く遊び応えの怪獣玩具を目指そうと言う

バンダイ怪獣ソフビの新機軸、「ウルトラ怪獣アドバンス」。

その第四弾ラインナップとして、昨年末にリリースされたのは彼……

最新作『ウルトラマンブレーザー』クライマックス編を彩るに相応しい大立者として

月面上での凄まじい暴れっぷりを魅せつけたの”宇宙爆弾怪獣・ヴァラロン”君です。

てなわけで、何はなくともさっそく開封

おぞましくも超カッコイイ、ヴァラロン君との御対面と参りましょうかね。

この通り、番組終盤を飾るに相応しい敵役としての存在感や凄味、ボリューム感など

幾多の魅力を湛えたデザイン&ボディラインを的確に捉えた造形は、この業界での

ロングセラーとして不動の地位を占めている「ウルトラ怪獣シリ―z」ならではの

危なげない流石の仕事っぷり。

そして、やっぱり本シリーズ「アドバンス」ならではの楽しさは……

怪獣ミニチュア造形物としての劇中再現度の高さに加え、やっぱり何と言っても

指先の触感を心地よくくすぐる「玩具」としてのギミックの楽しさ!

このヴァラロンの場合には、交換用のヘッドパーツ&追加パーツを装着することで

劇中における形態変化をも再現可能になっていると言う仕様。

こうなると発想は完全にシニア向けのアクションフィギュアですが、メイン購入層たる

児童が持て余さないように、パーツの数自体は巧みに、そして的確に抑えられている

この匙加減が実に絶妙で心地よいですよねぇ。

でもって、それらのパーツを全て取り付けた状態が……コチラ!

身体各部の出っ張りが、より具体的な主張を伴って大型化すると言う、視覚面において

実に分かりやすいハッタリの効かせ方で、より強化されたその威力を如実に強調しつつ

この姿のヴァラロンが、次週ブレーザー&アースガロンを相手にどんな大暴れっぷりを

見せつけてくれるのかと思うと、今からもうワクワク・ドキドキです(笑)。

以上、簡単ながら「ウルトラ怪獣アドバンス」版ヴァラロンのご紹介の巻でした。

 

これに限らず、一体ごとにギミック面の工夫が凝らされつつ、ソフビ怪獣としての

遊びやすさや造形の良さとのバランス感覚が絶妙だった「アドバンス」……

願わくば『ブレーザー』の番組放映終了以降も、より貪欲に展開の幅を広げつつ

いろんなアイテムを出していって欲しいシリーズですね!